2018/05/21

キボシアシナガバチ創設女王が柳の枝に初期巣を作り始めた



2016年5月中旬

湿地帯に生えた柳を見上げると、キボシアシナガバチPolistes nipponensis)の創設女王が枝先近くに初期巣を作っていました。

葉の茂った小枝から巣柄が下向きに取り付けてあります。
育房数は4室で、未産卵のようです。
女王蜂は、その育房をせっせと増設しています。

コアシナガバチとかなり迷ったのですが、キボシだと思い直しました。
コロニーが成長すれば、繭の色で種類が確定します。


写真はいまいちピンぼけ…。

2018/05/20

雪道でわだちに溜まった水を飲み脱糞するハシボソガラス(冬の野鳥)



2018年1月上旬

真冬にハシボソガラスCorvus corone)が水深は浅いものの冷たい川の中に入って食物を探し歩いていました。
飛び上がると雪に覆われた堤防に着地。
体重が軽いカラスは、足が沈まずに雪面を歩けます。

雪道の轍にできた水溜りまで歩いて来ると、嘴を漬けて雪解け水を二口飲みました。(@0:36〜0:50)
喉を潤すと少し歩き、嘴を雪で拭います。
さっきまで居た川で新鮮な流水を飲まずにわざわざ水溜りの泥水を飲んだのは、我々ヒトの衛生感覚からすると理解に苦しみます。

雪道を歩いて横断し、立ち止まると脚をやや屈みながらポトッと排便しました。(@1:02)
珍しく黒っぽい糞でした。
直後に飛び立つと、近くの電線に止まり直しました。
(脱糞の際に脚をやや屈んだのは、飛び立つ動作のついでだったようです)

▼関連記事 (雪国のカラスの冬季の飲水行動)
雪国の川の中で餌を探し歩き水を飲むハシボソガラス【冬の野鳥】
雪を食べるハシボソガラス【冬の野鳥】


ハシボソガラス(野鳥)@雪道:轍+飲水

ノシメトンボ♀♂の交尾と連結打空産卵



2016年9月下旬

稲穂が実る田んぼでノシメトンボ♀♂(Sympetrum infuscatum)が尾繋がり状態で飛びながら卵をばらまいていました(連結打空産卵)。
タンデムで停空飛翔(ホバリング)し、卵をほぼ同じ地点に何度も繰り返し産み落としています。
飛翔中は空気抵抗を減らすために、脚を体に引き寄せていることが分かります。
稲穂に別の♀♂カップルが止まって交尾しています。

稲田のあちこちでノシメトンボ♀♂が何組も同様に産卵していました。

図鑑『日本のトンボ』によると
(ノシメトンボは)連結産卵から♀単独での産卵に移行することも多く、♂が近くを飛んで警護する
らしいのですが、単独産卵は未だ見たことがありません。

▼関連記事(丁度2年前に撮った映像は短いので、撮り直しました。)
ノシメトンボの連結打空産卵

ノシメトンボ♀♂@飛翔+連結打空産卵
ノシメトンボ♀♂@飛翔+連結打空産卵+交尾

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