2018/01/12

ハチミツソウの花で採餌するクロマルハナバチ♀



2017年8月下旬

農業用水路沿いに咲いたハチミツソウ(別名ハネミギク)の群落でクロマルハナバチBombus ignitus)のワーカー♀2匹が訪花していました。
1匹は後脚の花粉籠に橙色の花粉団子を付けています。

この日♂の姿は見かけませんでした。

▼関連記事(前年に撮った雄蜂)
オオハンゴンソウに訪花するクロマルハナバチ♂の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2018/01/11

肉団子や巣材を巣に搬入するチャイロスズメバチ♀【ハイスピード動画】



2016年9月下旬
▼前回の記事
チャイロスズメバチの巣を新たに発見


神社の破風板(南側)の裏に営巣したチャイロスズメバチVespa dybowskii)のワーカー♀の出入りを240-fpsのハイスピード動画で記録してみました。
長撮りした素材から、帰巣時に何かを搬入したシーンをまとめてみました。
営巣地が高所なので、何を運んで来たのか映像ではしっかり突き止められないこともあります。

シーン1:(0:00〜0:30)

緑色の葉のような謎の物体をヒラヒラさせながら持ち帰りました。
イモムシなどの獲物をそのまま搬入したのですかね? 
以前、チャイロスズメバチ♀がカマキリを狩ったときは肉団子を作らずに持ち帰ったのを観察しています。

▼関連記事
オオカマキリを狩るチャイロスズメバチ♀


シーン2:(0:30〜0:50)

二番目に帰巣した個体♀が黄緑色の肉団子を搬入。



シーン3:(0:50〜1:14)

緑色の肉団子を搬入。



シーン4:(1:14〜1:31)

黒っぽい肉団子?を搬入。
団子から虫の脚のようなものが突き出ている。
巣材の樹皮かもしれない。



シーン5:(1:31〜2:04)

画面の上端で着地した個体が黄緑色の肉団子を咥えていた。
破風板を歩いて巣口に向かう。



シーン6:(2:04〜3:44)

♀αが白っぽい肉団子を搬入。
破風板に居た別個体♀βが迎撃に飛び立ち(スクランブル発進)、帰巣する個体♀α(+肉団子)と空中で衝突した。
門衛βが外敵と誤認したのだろうか?
♀αが帰巣をやり直している間に、更に別個体♀γが黒っぽい団子(巣材?)を咥えて帰巣。
その後も続々と帰巣する個体は空荷のようでした。


肉団子を持ち帰っても破風板でたむろしている多数の門衛?が獲物の分配を求めて殺到することはありませんでした。
したがって、コロニーはさほど飢えていないのでしょう(食糧事情は満ち足りている)。


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→チャイロスズメバチの巣に近づく謎の寄生?ハエ【ハイスピード動画】


夜ヤナギハナガサの花蜜を吸うミツモンキンウワバ【蛾:暗視動画】



2017年8月下旬・午後18:42〜18:47(日の入り時刻は午後18:17)

日没後、街中の電柱の直下に咲いたヤナギハナガサ(別名サンジャクバーベナ)の小群落で訪花している夜蛾がいました。

初めは驚かせないように赤外線の暗視動画で撮影します。
一見するとホバリング(停空飛翔)しているようですが、吸蜜中は脚を花にかけたまま半開きの翅を高速で羽ばたいています。
気温の下がる夜にすぐ飛び立てるように、体温を上げるためのアイドリング(暖機運転)なのでしょう。
夜風が吹いてヤナギハナガサの集散花序が激しく揺れても、蛾は花にしがみついて吸蜜を続けます。

次にハンディカムの補助照明(白色LED)を点灯しました。
蛾は眩しい白色光に驚いて逃げたり逆に誘引されたり(走光性)もせずに、ヤナギハナガサの花蜜に夢中でした。

同定のためにストロボを焚いて写真に撮ると、イチジクキンウワバと迷いましたがミツモンキンウワバCtenoplusia agnata)と判明。



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