2018/01/08

イモカタバミの花蜜を吸うキタキチョウ



2016年11月中旬

農村部の民家の庭に咲いていたイモカタバミの花も、霜が降りると枯れてしまいます。(霜害)
そんな枯れかけの花でキタキチョウEurema mandarina)が吸蜜していました。
ところがカメラを向けるとすぐに飛び立ってしまいました。
しばらく飛び回ってから横のコンクリート壁面に止まり直すと、翅を閉じて静止。
気温が低い晩秋は翅を広げて日光浴しても良さそうなのに、キタキチョウではそんな姿を一度も見たことがありません。



2018/01/07

連結態でスイレンの葉裏に産卵するクロイトトンボ



2017年8月上旬

平地の睡蓮池で尾繋がりの状態で産卵中のクロイトトンボ♀♂(Cercion calamorum calamorum)を見つけました。
体色は背側が黒っぽいものの性的二型で、前の♂が水色(白い粉を吹いた青色)、後ろの♀が黄色でした。
♀は腹端でスイレンの葉表を腹端で探り、葉の縁や裂け目(虫食い穴)から水を探り当てると葉裏に産卵しているようです。
頻繁に飛んで場所を変え、あちこちに産卵しています。

植物組織内に産卵管を差し込むのか、葉裏の表面に貼り付けるだけなのか、映像だけからは分かりません。
図鑑の記述によれば、植物組織内に産卵するのだそうです。
水中には小魚が泳いでいるのが実際に見えますから、卵を捕食されないように植物組織の中に隠すように産卵するのでしょう。

『日本のトンボ(ネイチャーガイド)』でクロイトトンボの項を参照すると、

交尾を終えたペアは、おもに連結態で水面付近の植物組織内に産卵し、潜水産卵も観察される。♀単独でも産卵する。(p127より引用)



なるべく同一ペアをひたすら追いかけて撮影するようにしました。
ときどき単独♂が飛来するものの、♀の奪い合いにはならず、連結ペアは産卵場所を変えるだけでした。
尾繋がりで連結していれば♂の配偶者ガードは完璧なのでしょう。
映像の最後は、スイレンの葉で翅を休めているあぶれ♂です。

クロイトトンボを観察したのは未だこれが2回目であまり馴染みがないのですが、採集しなくてもなんとか写真同定できました。

▼関連記事(2年前の撮影)
クロイトトンボ♀♂の交尾

つづく→連結飛翔のハイスピード動画

スイレン葉で休む単独♂。腹端の上付属器が「ハ」の字状に開いているのがクロイトトンボ♂の特徴。

線路で採食、脱糞するハクセキレイ♂(野鳥)



2017年4月下旬

ローカル線の線路でハクセキレイ♂♀(Motacilla alba lugens)が採食していました。
レールや砂利の上を歩き回り、餌を探しています。
立ち止まったハクセキレイ♂がレールの上でやや屈むと、糞をポトリと排泄(@0:58)しました。
最後は線路脇の休耕地の方へ飛び去りました。
飛び立つ前に脱糞するのは色んな鳥で見られますが、軽量化のためなのでしょう。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



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