2017/10/07

ハシブトガラス家族群の朝礼♪(野鳥)



2017年6月中旬・午前5:11〜5:15

早朝から民家の屋根にハシブトガラスCorvus macrorhynchos)巣立ち雛の群れが集まっていました。
集団塒から出てきて、朝日を浴びた屋根の上で日光浴しているようです。
嘴の中が赤いのがカラスの雛や幼鳥の特徴です。
成鳥になると口の中が黒くなります。

1羽の幼鳥が何気なく屋根を嘴で突くと、残りの2羽が餌か!と勘違いして近寄って来ます。
途中からもう1羽の幼鳥が飛来し、計4羽になりました。(@0:52)

私が幼鳥の群れを撮り続けている間、近くの電線で親鳥が鳴いていました。
腹立たし気に嘴を足元の電線に擦り付けているのは、幼鳥を心配し、私を警戒しているのでしょう。
電線上で向きを変えて鳴いた直後に脱糞しました。(@1:38)
やかましく鳴きながら飛んで常緑樹(ヒバ?)の梢に止まりました。
我が子(幼鳥)に向かって「人間だ! 気をつけろ!」と教えているのかもしれません。
口の中が黒いので成鳥と確認できました。
カメラを右にパンすると屋根の上に居た幼鳥の群れが親鳥の方へほとんど飛び立ちました。
1羽の幼鳥だけが屋根に居残り、呑気に歩き回っています。
樹幹の親鳥が「ほら、早く逃げろ! 逃げろ!」と警戒声を発し続けています。
あまりにうるさいので、再びカメラを親鳥に向けました。
するとガーガー♪切迫した鳴き声を上げながら、こちらに飛んで来ました。
その隙に、屋根の幼鳥は居なくなっていました。

近くの鎮守の森にハシブトガラスの巣や塒があるのではないかと睨んでいるのですが、未だ確かめてはいません。

今回は親鳥が一緒に居たのでハシブトガラスだと分かりましたけど、もし幼鳥を単独で見ていたら、ハシボソガラスと見間違いそうです…。
これまでも誤同定してそう…。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。




ネジレバネに寄生されたオオスズメバチ♀がコナラの樹液を吸汁



2014年9月上旬

里山の雑木林で苔むしたコナラの幹のあちこちから樹液が分泌し、様々なスズメバチ類が集まっていました。
私がモンスズメバチ♀を撮っているとオオスズメバチVespa mandarinia japonica)のワーカー♀が飛来し、少し上の樹液スポットで樹液の吸汁を始めました。

オオスズメバチが幹で下を向いたときによく見ると、腹端付近の腹部環節の間からネジレバネの体が僅かにはみ出していることに気づきました。

スズメバチネジレバネXenos moutoni)に寄生されたワーカーは行動が変化し、外役にほとんど出ないそうです。
私も実際に見るのは初めてです。
今思えば採集すべきでしたが、撮影中は被寄生に全く気づきませんでした。

突然、背後から気の強いチャイロスズメバチ♀が飛びかかり、オオスズメバチ♀は慌てて飛んで逃げました。(餌場の占有行動)
鬼の居ぬ間に漁夫の利でハエが樹液酒場に群がります。
ネジレバネに寄生されたオオスズメバチ♀は同じ幹で何度も場所を変え、樹液の吸汁を続けます。
大顎で苔を毟り取ったり樹皮を齧ったりしながら、樹液を舐めています。



つづく→苔むしたコナラの樹液酒場で吸汁・排尿するオオスズメバチ♀

下を向かないとネジレバネはほとんど見えない。

2017/10/06

ハシボソガラス雛の羽ばたき運動(野鳥)



高圧線の鉄塔#21でのハシボソガラス営巣記録#17


2017年6月上旬

今日もハシボソガラスCorvus corone)の雛鳥が巣内で親鳥を待つ合間に羽ばたき練習をしています。


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→#18:夜明け前の巣で目覚めるハシボソガラスの雛(野鳥)



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