2017/10/02

雛の糞の世話をするハシボソガラス親鳥(野鳥)



高圧線の鉄塔#21でのハシボソガラス営巣記録#15


2017年6月上旬

排糞行動の撮影に執念を燃やしています。

採餌から戻って来たハシボソガラスCorvus corone)の親鳥が巣の一段右下の鉄骨に一旦止まってから飛び上がり、帰巣しました。
雛鳥の一羽に口移しで給餌しました。
しばらく待つと、食後の雛が排便した糞をすかさず受け取った親鳥が喉袋に入れて、巣から左に飛んで行きました。
動画を高画質で視聴すると、受け損ねた糞の一部が巣から落ちる様子が見えます。(@0:22)

住宅地の電線に止まった瞬間に、親鳥が喉袋から雛の糞を吐き出しました(@0:34)。
カメラのズームが間に合わなかったものの、なんとか糞の落下が写っていました。
(オリジナルの動画では辛うじて写っていたのに、YouTubeにアップロードすると画質が劣化してしまい、残念ながら肝心の排糞シーンが不明瞭です。)

嘴を電線で何度も拭っています。
小休止してから左へ飛び去りました。
次の採餌に向かったのでしょう。

親鳥は毎回同じ場所で排糞するとは限らず、何箇所かお気に入りの排糞スポットがあるようです。
撮影を終えて帰り際に住宅地の電線の下を見に行ったら、雨上がりで路面が洗い流されていて、鳥の糞は1つしか見つけられませんでした。
糞害で困るほどの状況ではなさそうです。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→#16:ハシボソガラス親鳥の育雛・給餌(野鳥)


白バラの花で採餌するトラマルハナバチ♀



2017年6月中旬・午前7:04

朝から民家の花壇に咲いた白いバラの花にトラマルハナバチBombus diversus diversus)のワーカー♀が訪花していました。
後脚の花粉籠は空荷ですが、雄しべの茂みの中を動き回って集粉しているようです。




盛口満『生き物の描き方: 自然観察の技法』によると、

「野ばら」は「野生化したバラ」ではなく、「栽培化されたバラの祖先」である。そして、野ばら、すなわちノイバラの花には花びらが5枚しかなく、色も白い。ノイバラにとっては、そうした昆虫たちが、花粉の媒介者になっているわけだ。しかし、バラではどうだろうか。花粉をつけるおしべは花びらに変化してしまっている。しかも八重となった花は重なりあい、中に潜り込むのも難しい。さらに、売られているバラは真紅だが、ハチは赤い花よりも白い花を好む。つまり野ばら(ノイバラ)にはハチがきても、バラにはハチが来がたいわけである。




2017/10/01

アメリカセンダングサの花蜜を吸うシロオビノメイガ(蛾)



2016年9月下旬

水路沿いの草むらに咲いたアメリカセンダングサの群落でシロオビノメイガSpoladea recurvalis)が訪花していました。
吸蜜しては花から花へ飛び回る様子を動画に撮ることが出来ました。



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