2017/09/11

ベニカナメモチの樹液を舐めるコガタスズメバチ♀



2016年10月中旬

ベニカナメモチ(レッドロビン)の生け垣でコガタスズメバチVespa analis insularis)のワーカー♀が枝から滲み出る樹液を舐めに来ていました。
素人目には最近枝を剪定された形跡はないのに不思議です。
晩秋になると枝先から自然に樹液を分泌するようになるのかな?
もしかすると、スズメバチが樹皮を噛んで傷つけて、樹液の分泌を促しているのかもしれません。

1匹が吸汁の合間に身繕い(休息?)していたら突然、左からもう一匹♀が飛来しました。
軽く小競り合いになったものの、すぐに飛び去りました。
同じ巣(コロニー)から来たのでしょう。
2匹は同じ小枝で仲良く吸汁するようになりました。
生垣をあちこちに飛び回ります。

ミツバチが餌場の位置情報をダンスで正確に伝達するのに対して、スズメバチは巣の仲間を餌場に呼び寄せることはありません。
外役中の各ワーカーが偶然に同じ餌場を見つけたのでしょう。
他のコロニーの個体に対しては占有行動をするのでしょうか?
雑木林でよく見られる樹液酒場とは異なり、この生垣の樹液スポットはあちこちに点在している上に個々の分泌量が少ないので、防衛しにくい気がします。

山内博美『都市のスズメバチ』によると

・生け垣によく使われるベニカナメモチ(レッドロビン)にもスズメバチがやって来る。(p45より引用)
・レッドロビンの樹液を舐めるコガタスズメバチ(写真のキャプション)
普段の私の虫撮りは「犬も歩けば棒に当る」式の行き当りばったりのスタイルなのですが、この記事は予備知識を元に「撮りたい!」と思ってレッドロビン生垣の見回りに出かけ、ものにしたネタです。



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レッドロビンの生垣で樹液を吸いに来たコガタスズメバチ♀ 






2017/09/10

抱雛を止めて巣から飛び立つハシボソガラス(野鳥)



高圧線の鉄塔#21でのハシボソガラス営巣記録#3


2017年5月中旬

夕方に通りかかると、ハシボソガラスCorvus corone)の親鳥(おそらく♀)が在巣で抱雛していました。
辺りをキョロキョロ見回したり、羽繕いしたりしています。
夕日に対して完全に逆光のアングルですけど、どうせカラスは真っ黒なので、シルエットが際立って好都合かもしれません。

急に親鳥が立ち上がると、右横の鉄骨へピョンピョン跳んで移動しました。
巣を離れると、左の農地へ向かいました。
雛あるいは自分自身のために採餌に出かけたのでしょう。


※ 逆光のため、動画編集時に自動色調補正を施しています。


つづく→#4:ハシボソガラス♀が巣で抱雛し♂が給餌に通う(野鳥)


サイカチの花で採餌するセイヨウミツバチ♀



2017年6月中旬

推定樹齢500年のサイカチの大木に黃緑色の地味な花が咲きました。
セイヨウミツバチApis mellifera)のワーカー♀が訪花していました。
後脚の花粉籠に白っぽい花粉団子を付けています。
複数個体を撮影。

カブラハバチのような配色の小さな昆虫も映像に写っているのですが、梢は高過ぎて採集もできず、名前を調べられませんでした。
去年はクマバチも訪花していたのに撮り損ねました。
今年こそと意気込んで通い詰めていたのですけど、今季は春からなぜか虫が激減していて、クマバチも個体数が未だ回復していないようです。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



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