2017/08/15

キリの枝を登り身繕いするツマジロカメムシ



2017年5月中旬

橋の下にそびえ立つキリ(桐)の高木の花を更に観察すると、もう一匹のツマジロカメムシMenida violacea)が 枝先に止まって足を擦り合わせ身繕いしていました。
やがてせかせかと早足で徘徊を始め、太い枝に達すると一休み。
また少しだけ登り、枝の反対側に回りこむと、飛び立ちました。
枝からも吸汁していたのかどうか、不明です。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



2017/08/14

イソシギを見つけた!:羽繕いからの飛び立ち(野鳥)



2017年5月下旬

川の中の枯木の天辺に鳥が止まっていたのでカワセミかと思い動画に撮ってみると、初見のイソシギActitis hypoleucos)でした。
当地では夏鳥らしい。

それまで甲高い寂しげな声で鳴いていたのに、カメラを向けると鳴き止んでしまい残念。

▼関連記事 
川岸で採食するイソシギの鳴き声を声紋解析してみる(野鳥)
川岸から斜め上に伸びた細い枯れ木の天辺に止まって下流を向き、川面をキョロキョロ見ています。
やがて羽繕いを始めました。

最後はなぜか急にその場で翼を大きく広げてくれて、翼下面がバッチリ見えました。
サービス精神旺盛で助かります。
羽根を伸ばした直後に飛び立ちました。
イソシギは飛翔法が独特らしいのですが、残念ながらすぐに見失ってしまい、確認できませんでした。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



触られて暴れるイチモンジチョウ垂蛹



2017年5月下旬

イチモンジチョウの飼育記録#10

イチモンジチョウLimenitis camilla)が蛹化した翌日は指で触れても無反応だったのですが、7日後には反応するようになりました。
蛹の中での発生(完全変態)が正常に進んでいることを伺わせます。
おそらく体内寄生を免れたようで、ようやく一安心。

指で蛹の腹面に軽く触れると左右に大きく体を捻りました。
嫌々するような力強い動きです。
しばらく左に屈曲したままですが、ゆっくりと脱力して安静姿勢に戻りました。
運動性があるのは腹部だけで、胸部や頭部は固い蛹の殻で動かせないのでしょう。
垂蛹は腹端が固定されているため危険が迫っても逃げ出せませんが、完全に無防備という訳ではありません。
寄生蜂♀に産卵されそうになったらこうやって暴れることで、追い払う効果が少しはありそうです。

撮影後の室温は21.8℃、湿度46%。


つづく→#11:イチモンジチョウ垂蛹:羽化前の自発的な蠕動【60倍速映像】


側面
背面
腹面

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