2017/08/14

触られて暴れるイチモンジチョウ垂蛹



2017年5月下旬

イチモンジチョウの飼育記録#10

イチモンジチョウLimenitis camilla)が蛹化した翌日は指で触れても無反応だったのですが、7日後には反応するようになりました。
蛹の中での発生(完全変態)が正常に進んでいることを伺わせます。
おそらく体内寄生を免れたようで、ようやく一安心。

指で蛹の腹面に軽く触れると左右に大きく体を捻りました。
嫌々するような力強い動きです。
しばらく左に屈曲したままですが、ゆっくりと脱力して安静姿勢に戻りました。
運動性があるのは腹部だけで、胸部や頭部は固い蛹の殻で動かせないのでしょう。
垂蛹は腹端が固定されているため危険が迫っても逃げ出せませんが、完全に無防備という訳ではありません。
寄生蜂♀に産卵されそうになったらこうやって暴れることで、追い払う効果が少しはありそうです。

撮影後の室温は21.8℃、湿度46%。


つづく→#11:イチモンジチョウ垂蛹:羽化前の自発的な蠕動【60倍速映像】


側面
背面
腹面

2017/08/13

芝生で虫を捕食し奪い合うムクドリの群れ(野鳥)



2017年5月中旬・午後18:37

だだっ広い公園の端っこでムクドリ(Sturnus cineraceusの群れが芝生を啄んで虫を捕食していました。
仲間に獲物を取られないように、1羽が奥の舗装路へ逃げて行きました。
育雛中の親鳥なら、雛に給餌するため虫を飲み込まず咥えたまま採食するはずです。
巣立った幼鳥や若鳥の群れなのですかね?
しかし餌乞い行動はしませんでした。
この公園は木が少ないものの池も掘られていて、ムクドリにはお気に入りの採餌場なのかもしれません。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。(実際はもっと薄暗い)


イチモンジチョウ垂蛹の黒化



2017年5月下旬

イチモンジチョウの飼育記録#9


蛹化から1日経つと、イチモンジチョウLimenitis camilla)の垂蛹は全体がメタリックな黄金色に変わりました。
腹部腹面と複眼の部分に銀色の窓があります。
台を回しながら垂蛹を360°お見せします。

朝、蛹が自発的に体を左に捩ったのを見たのですが、その姿勢のまま固まっています。
たまに自発的に蠕動運動していたのに、ピンセットで蛹に触れても無反応でした。(映像なし)

更に6日が経過すると(蛹化からちょうど1週間後)、全体に黒化が進んでいます。
これは成虫の翅の黒色が透けて見えているのでしょう。

つづく→#10:触られて暴れるイチモンジチョウ垂蛹


側面(ストロボを焚くと色の印象がまた変わります)
側面
背面
腹面

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