2017/07/10

川でオナガガモをいじめるコハクチョウ(冬の野鳥)



2016年11月上旬・午前6:40頃
▼前回の記事
コハクチョウ:川での採食法(冬の野鳥)

早朝に川岸近くでコハクチョウCygnus columbianus)の小群(成鳥3羽および幼鳥2羽の計5羽)を撮影していると、一緒に採食しているオナガガモAnas acuta)の大群を邪険に追い払う行動が繰り返し見られました。
邪魔な(目障りな)鴨を追い払って空いたスペースで採食するのです。

コハクチョウの成鳥も幼鳥も長い首を前方に伸ばして目障りな鴨たちを嘴で突いたり威嚇したりして、激しく追い立てています。
コハクチョウ自身が岸に上陸したい訳ではないのに、ただの意地悪というか、面白がって鴨を追い立てているだけにも見えます。
空腹で気が立っているのですかね?
性格悪いなーと思いますけど、ヒトの幼児も公園で走り回りハトの群れを無邪気に追い散らして遊んだりするので、五十歩百歩でしょう。
「オナガガモ、そこのけそこのけ、コハクチョウが通る。」字余り

今季は鳥インフルエンザの流行を恐れて、この川で白鳥への給餌を中止したらしいので、餌不足なのでしょう。
(昼間は他の餌場まで飛んで行き、夕方になるとこの川に帰って来て塒入りするのです。)
同じカモ科とは言え、オナガガモよりも体格に断然勝るコハクチョウが喧嘩に強いのは当然です。
(正確に言えば喧嘩らしい喧嘩にもならず、オナガガモはただ逃げ惑うだけで一切反撃しません。)
白鳥はその見た目から「聖なる鳥」のような印象を持たれていますが、実像は普通に性格が悪い(意地悪)と知り、なんだか安心しました。
白鳥に抱く「清純で無垢な鳥」というイメージが一変する衝撃映像かもしれません。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
この種間闘争はいつ起きるのか予測不能なので、長撮りした映像素材から編集で抜き出しました。


ヤマザクラ?の花で吸蜜するコムクドリ♂(野鳥)



2017年5月上旬

民家の庭に植えられた桜の花が満開です。
コムクドリ♂(Sturnus philippensis)が花蜜を吸いに来ていましたが、残念ながらすぐに奥の枝へ逃げてしまいました。



よく見かけるソメイヨシノではなく、開花と同時に展葉した若葉が赤っぽいタイプの桜でした。(種名不詳)
これはヤマザクラですかね?(自信なし)



2017/07/09

コハクチョウ:川での3種類の採食法(冬の野鳥)



2016年11月上旬・午前6:34~6:50

早朝にコハクチョウCygnus columbianus)5羽の小群が川岸近くまで来てカモ類に混じって採食を始めました。
小群の内訳は、羽毛と嘴が灰色の幼鳥2羽、羽毛が白くて嘴の根本が黄色い成鳥3羽。

平凡社『日本動物大百科3鳥類I』で調べると、ハクチョウの採食法として「地上での草はみ、水面をピチャピチャ、潜水、水中に逆立ち」の4種類が図解してありました。(p64より)


岸辺近くの水深は浅いはずですけど、水中での採食法を全て披露してくれました。

  1. 長い首を水中に突っ込む「もぐり」。
  2. 更に深い川底で採食するためお尻(尾羽根)が真上に来るまで潜水する「逆立ち」。
  3. 前方に伸ばした首を左右に動かしながら嘴で「水面をピチャピチャする」。
最後に成鳥が「もぐり」で水草のような枯木のような物を拾い上げたのですが、食べずに捨てました。(@1:10)
いつか水中カメラで採食シーンを動画に撮ってみたいものです。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


ランダムに記事を読む