2017/06/29

コハクチョウ第一陣が塒の川から飛び立つまで(冬の野鳥)



2016年11月上旬・ 午前6:54~7:05(日の出時刻は午前6:11)
▼前回の記事
早朝に集団塒の川から飛び立つコハクチョウの群れ:ハイライト映像(冬の野鳥)


集団塒の川からコハクチョウCygnus columbianus)の第一陣が飛び立つまでの一部始終をノーカットでお届けします。
朝焼けで赤く染まった川面に霧が流れています。
第一陣の内訳は黒っぽい幼鳥が3羽、成鳥が18羽の計21羽。


初めは上流(画面右)を向いて川の中央に並び、長い首を上下しながら互いに鳴き交わしています。
手前の岸辺には5羽の小群(これが第二陣になる)が居残って、カモ類と一緒にのんびり羽繕いしたりしています。
やがて群れは下流へ(画面左)向かって川面を移動し始めました。
朝の身支度(水浴と羽繕い)をする個体もときどきいます。
途中で画面を横切り単独で飛び去った白い鳥は(@5:27)、同じ川を塒としていた白鷺(おそらく冬鳥のダイサギ)です。

ようやくコハクチョウの群れが離陸のための助走のスタートラインに付いたようです。(@7:35)
このとき、隣り合う成鳥2羽が噛み付き合う小競り合いが勃発しました。(@8:15)
スタート位置や陣形を決めるポールポジションの位置取り争いがあるのでしょうか?

群れ全体で鳴き声が一層高まりました。(@9:15)
遂に中央の成鳥一羽が背伸びをして大きく羽ばたき、助走を開始。(@9:25)
連鎖反応のように群れが鳴きながら直線の川で助走を始めます。
走りながら初めは水面を翼でバシバシ叩きますが、徐々に高度を上げ上流へ向かって飛んで行きました。
おそらく風上に向かって飛び立ったはずですが、撮影に夢中の私はそこまで気が回らず、風向きを確認していません。
離陸した群れは右へ旋回し、下流へ飛び去りました。
昼間の採餌場がどこにあるのか、いつか突き止めたいものです。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→第二陣の離塒


2017/06/28

雪が残る川岸で採食するハクセキレイ♀♂(冬の野鳥)



2017年3月下旬

小雪がちらつく日に街中を流れる川の岸辺で
おそらく番と思われるハクセキレイMotacilla alba lugens)の♀♂ペアが仲良く採食していました。
背中が黒い方が♂、灰色なのが♀です。
雪が溶けかけ枯れ草が露出した川岸を付かず離れず歩き回り、ときどき地面を喋んでいます。
何度か軽く飛び上がり、空中の昆虫を捕食する技(フライングゲット!)も披露してくれました。
少しずつ下流へ飛んで移動します。

繁殖期が始まり縄張りを形成しているのでしょう。
営巣地をいつか突き止めたいものです。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



2017/06/26

早朝に集団塒の川から飛び立つコハクチョウの群れ:ハイライト映像(冬の野鳥)



2016年11月上旬・ (日の出時刻は午前6:11)

集団塒の川で夜を過ごしたコハクチョウCygnus columbianus)の群れは、夜明け前に目覚めて活動を始めます。
朝の身支度を済ませると川面を移動し、小群ごとに餌場に向かって川から飛び去ります。
第一陣は21羽、第二陣は5羽の群れが飛び立ちました。
鳴き交わす声が高まり一斉に助走して川上へ離陸する様は壮観でした。
寒さに凍えながら徹夜した甲斐がありました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

今回の動画はハイライトでしたが、次からは2回に分けて離塒までの様子を詳しく紹介します。

つづく→第一陣


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