2016/10/23

ミズナラに形成したナラメリンゴフシ【虫こぶ】経過観察#5



2016年7月中旬

虫瘤ナラメリンゴフシの定点観察記録#5


山間部の道端に生えたミズナラ幼木の枝先に形成されたナラメリンゴフシの様子を見るため、15日ぶりに足を運びました。
虫こぶはコルク質に変化し、乾いて固くなっていました。

今回も小蜂(ナラメリンゴタマバチ?;Biorhiza nawai)の姿はありません。

つづく→#6



トウモロコシ畑で実を採食するスズメ(野鳥)



2016年7月中旬

トウモロコシ畑を電気柵で囲ってあるものの、野鳥には効き目がないようです。
スズメPasser montanus)が数羽で採食しに来ていました。
頬が黒い成鳥です。
伸びてきたトウモロコシは未だ背が低く、実も細いです。
スズメはトウモロコシの若い実(干からびたような状態?)を啄んでいます。
今回はトウモロコシに集った害虫アブラムシを捕食しているようには見えません。

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トウモロコシ畑の害虫アブラムシを捕食するスズメ(野鳥)

採食中の口元がよく見えるように撮影アングルを変えたかったのですけど、私が下手に動くとスズメに逃げられそうなので我慢しました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。






モンキチョウ♀♂の群飛(求愛飛翔)



2016年7月中旬・午後13:56

小雨が降る昼下がり、川べりの土手の草地でモンキチョウ♀♂(Colias erate poliographus)が激しく乱舞していました。
計5頭?の♂が入れ替わり立ち代り♀に求愛しているようです。



【追記】
今回の♀は♂と共に上昇飛翔していませんが、渡辺守『モンキチョウの交尾行動』によると、
 一頭の♀に数頭の♂という飛翔の群れが形成されることもまれではありません。しかし、ほとんどの♂はしばらくして求愛飛翔をあきらめてしまい、♀はさらに高空へ、♂はつぎつぎと地上へ降下し、求愛の群れは解消するのです。 
 交尾を経験した♀がつぎの交尾を受け入れる場合、どの♂を選ぶかは求愛の熱心さによることがわかってきました。求愛に熱心な♂はたいてい若く、それは交尾時に大きな精包を注入できることを意味しています。年寄りの♂は大きな精包をつくることができませんので、体内の精包を吸収して、いずれは自らの栄養にしようとする♀の思惑からみると、どうせ交尾するなら大きな精包をもらったほうがよいに違いありません。 (『動物たちの気になる行動〈2〉恋愛・コミュニケーション篇』p61〜62より引用)


【追記2】 

同じ筆者による専門書、渡辺守『チョウの生態「学」始末』によれば、

 交尾を経験したモンキチョウの♀が次の交尾を受け入れる場合、特に白翅型♀の場合、自分を巡っての求愛集団の中からどの♂を選ぶかは、最後まで諦めずに自分につきまとった♂であった。求愛集団における激しい飛翔は、その集団内に留まろうとする老齢の♂を振るい落とす役割ももっていたようである。最後まで求愛を行なうことのできた♂はたいてい若かった。若い♂は交尾時に大きな精包を注入でき、年寄りの♂は(少なくとも1回は交尾経験があるとしたら)大きな精包を作れない可能性が高い





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