2016/06/18

ホウチャクソウの花で採餌するトラマルハナバチ♀創設女王



2016年5月中旬

里山の登山道の脇に咲いたホウチャクソウの群落でトラマルハナバチBombus diversus diversus)♀が訪花していました。
時期的にワーカー♀ではなく、創設女王だと思われます。
本種は長い舌を持つので盗蜜する必要がなく花筒に頭を突っ込んで正当訪花していますが、後脚の花粉籠は空荷でした。
個々の花蜜が少ないのか、忙しなく飛び回ります。
登山道からどんどん外れて森の奥へ行ってしまい見失いました。

この訪花シーンは名著『マルハナバチの経済学』の表紙になっているものです。
個人的にこの組み合わせは8年ぶりに撮影しました。
カメラ機材も格段に良くなり、撮影の腕も少しは上がったでしょうか。

▼関連記事:8年前の撮影
トラマルハナバチ♀がホウチャクソウを訪花



ガードレールで羽繕いするアオサギ(野鳥)



2015年5月下旬

用水路を跨ぐ橋のガードレールにアオサギArdea cinerea jouyi)が止まり、羽繕いしていました。
ガードレールは下の魚を狙うのにも都合が良い止まり場なのかもしれません。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。




ウワミズザクラの花蜜を吸うサカハチチョウ春型



2016年5月中旬

里山で満開に咲いたウワミズザクラの花で春型のサカハチチョウAraschnia burejana)が2頭、翅を開閉しながら仲良く並んで吸蜜していました。
途中で1頭が飛び去ったと思いきや、再び飛来してホバリング(停空飛翔)しました。
これは求愛行動なのかな?
(サカハチチョウの求愛が成就して交尾に至った例を未だ見たことがないので、自信がありません。)
花上の個体が翅をしっかり閉じて交尾拒否すると、諦めて飛び去りました。
ちなみに、つづいて飛来した小さな黒っぽい鱗翅目はマドガです。

▼関連記事
ウワミズザクラの花蜜を吸うマドガ(蛾)
余談ですが、日本の蝶の中で私はサカハチチョウの翅裏の模様が一番好きかもしれません。
この繊細で込み入ったデザインと言い、配色と言い、見る度にセンスあるよなー!と感心します。


花の中に隠れて獲物を待ち伏せしているクモの歩脚が動いていますね。
爽やかな5月の風にウワミズザクラの枝が揺れています。



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