2015/09/21

死んだフキバッタに群がるクロオオアリ♀



2015年7月中旬

山間部の車道でロードキルと思われるフキバッタの一種の死骸にクロオオアリCamponotus japonicus)のワーカー♀が群がっていました。
死骸を噛み千切って解体しようとしています。
もはや残っているのはフキバッタの胸部、頭部の一部と左後脚だけです。
時間に余裕があれば解体ショーを微速度撮影で記録したかったのですが、先を急ぎます。
更に下山する道中で車に轢かれたフキバッタを何匹も見かけました。



キアシナガバチ♀の襲撃をかわすフクラスズメ(蛾)幼虫



2015年7月下旬

フクラスズメArcte coerula)の幼虫が山間部の道端でアカソの葉を食べていると、探索飛翔中のアシナガバチとニアミスしました。
フクラスズメ幼虫がアシナガバチのアタックを間一髪でかわした瞬間を1/4倍速のスローモーションでリプレイ。
赤味が強い(橙色)のでセグロアシナガバチかと思いきや、前伸腹節に黄紋を確認できたのでキアシナガバチPolistes rothneyi)のワーカー♀でした。
奇襲による狩りは成功せず、フクラスズメ幼虫はしばらく警戒体勢に入りました(擬死?)。

フクラスズメ幼虫に手で触れたりすると上半身を激しく横に振って威嚇したり口から緑色の体液を吐いたりすることが有名ですが、カリバチとの実戦では見られませんでした。

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フクラスズメ(蛾)幼虫による威嚇行動
実はキアシナガバチが獲物を探してこのアカソ群落を何度も往復しているのですけど、狩りの攻撃を見たのはこの一度だけでした。
もしかするとフクラスズメ幼虫の目立つ警告色が功を奏し、手強い相手だということで、気づいていても見逃してもらってるのでしょうか?


つづく→アカソの葉を食す10倍速映像

2015/09/20

カメラのストラップをしゃぶるフキバッタ



2015年7月下旬

三脚を立てて別の虫を撮影していたら、いつの間にかフキバッタの仲間(種名不詳)が登って来ていて(飛んで来た?)カメラのストラップの先端を一心不乱に齧っていました。
長年染み込んだ雨や汗の塩分・ミネラルを摂取しているのでしょう。

この黒いストラップがもし天然の植物繊維で作られていれば、セルロースを含んでいるのでバッタが食べても不思議ではありません。
しかし実際は化繊ですから、さすがにゲテモノ好きのフキバッタ※も消化できないでしょう。

そもそも噛み切れない気がします。

食事シーンを間近で接写しても、補助照明の白色LEDの光を照射しても逃げませんでした。
せめて性別を知りたいところです。

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