2014年8月中旬
モンスズメバチの巣の定点観察2
▼前回の記事
巣の近くで空中戦を繰り広げるモンスズメバチ♀【ハイスピード動画】
クヌギの樹洞に営巣したモンスズメバチ(Vespa crabro flavofasciata)の活動を午後から夕方まで断続的に撮影しました。
ワーカー♀が忙しなく巣を出入りしているのですが、出巣しても外役に向かわずすぐに戻ってくるという謎の行動を繰り返しています。
巣口を守る門衛が帰巣する個体を誰何しているときもあれば、巣口に誰も居なくなるときもありました。
本で読んだ通り、樹洞の上半分は外被で塞がれていました。
(モンスズメバチの巣の)出入り口には外皮状の被膜が造られている。(『日本の真社会性ハチ:全種・全亜種生態図鑑』p107-108より)
時間経過と共に樹洞の巣口が次第に塞がる様子を微速度撮影で記録すればよかったですね。
巣の周囲で色々なことが巻き起こるので観察初日は目移りしてしまい、微速度撮影まで手が回りませんでした。
つづく→裏側の樹洞
2014年8月中旬
里山の雑木林で遊歩道の真ん中に大きなアズマヒキガエル(Bufo japonicus formosus)がデンと居座っていました。
ズームするとなかなか風格のある面構え。
鼻孔がヒクヒクしています。
横腹もリズミカルに動く(呼吸運動?)ものの、鳴き声は一切発しませんでした。
繁殖期以外でヒキガエルを見るのは初めてです。
▼関連記事
アズマヒキガエルの抱接と蛙合戦@沼
静止しているヒキガエルの左から黒い双翅目がなぜか歩いて足早に近づいて来ました。
ムシヒキアブの仲間ですかね?(自信なし)
ヒキガエルはすかさず舌を伸ばして電光石火のごとく捕食しました。
1/4倍速のスローモーションで見直すと、獲物をすぐに飲み込んだようです。
いつかハイスピード動画で捕食シーンを記録してみたいものです。
飼育するのは難しいのかな?
獲物が見つかると、足速に近づいていってつかまえる。だが、獲物が全く動かないと、目の前であっても気が付かない。つまり、ヒキガエルは動かないものには反応を示さないのである。(『The Moment:自然の瞬間』p116より)
つづく→キマワリを捕食するアズマヒキガエル
2014年8月中旬
山道に生えたヌルデの灌木で2匹のコアオハナムグリ(Gametis jucunda)が訪花していました。
花に潜り込んで花粉や蜜を食べているようです。