2017/07/26

けんもほろろなキジ♂(野鳥)



2017年5月中旬
▼前回の記事
春の枯れ葦原で採食するキジ♂(野鳥)

堤防の階段を降りて行ったキジ♂a(Phasianus versicolor)をそっと追いかけます。

キジ♂aは湿地帯の少しだけ盛り上がったマウンドに佇み、周囲を見回しています。
その場で羽繕いしました。
やがて姿勢を正すとケンケーン♪と大声で鋭く鳴き、直後に翼を激しく羽ばたかせました。(@1:55)
後半の行動(羽ばたき)は母衣(ほろ)打ちと呼ばれます。

最近テレビの動物番組を見て知ったのですが、「けんもほろろ」という慣用句の由来は、母衣打ちするキジ♂の鳴き声(ケン)と羽の音(ホロロ)から来ているのだそうです。
実際は縄張り宣言の行動(さえずり)なのに、昔の人は頼み事を断る様子に見立てたのは興味深いですね。

ちなみに、♂の求愛を断るときにキジ♀がこのような行動をすることはありません。
▼関連記事 
キジ♂(野鳥)の求愛行動【中編:求愛ディスプレイ】

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
退屈な冒頭の2分間をカットしました。「雉も鳴かずば撮られまい。」
更に粘って母衣打ちをハイスピード動画に撮りたかったのですが、夕刻は光量不足で断念。





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