2017/07/23

アケボノスギ梢の巣で抱卵するハシボソガラス♀(野鳥)



2017年5月上旬
▼前回の記事
メタセコイア樹上の巣で抱卵・転卵するハシボソガラス♀(野鳥)

メタセコイア(=アケボノスギ)の梢に営巣したハシボソガラスCorvus corone)の定点観察記録。

見に行っても親鳥が不在のことが多く、久々に在巣の親鳥を撮ることが出来ました。
廃巣ではないと分かり一安心。
巣に座って抱卵中の親鳥(♀?)は警戒して辺りをキョロキョロ見回しています。
メタセコイアの葉が茂り始めました。
背後の里山からもようやく雪が溶けて消えました。

おそらく抱卵だろうと勝手に想像したものの、高木によじ登って巣の中を確認した訳ではないので、抱雛の可能性を否定できません。
(卵から雛が孵化しているかもしれない。)

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

その後も通りかかる度に定点観察を続けたのですが、メタセコイアの葉が生い茂ると巣がすっかり隠蔽されてしまいました。
親鳥はそれを見越してここに巣を作ったのかもしれません。
観察しやすい別の営巣地を見つけたこともあり、ここからは足が遠のきました。
悪いことは重なるもので、この営巣地の近くで大規模な土木工事が始まり騒々しい重機が何台も出入りするようになりました。
おそらく親鳥は環境悪化によりここでの繁殖を断念したのではないかと想像しています。
結局、ここでは親鳥が巣に出入りして雛に給餌するシーンも撮れずに終わり、残念でした。



尿で縄張りをマーキングするネコ



2017年5月中旬

堤防の階段で私が休んでいると、向こうから1頭のネコFelis silvestris catus)がノシノシと歩いて来るのに気づきました。
私の姿を認めたのに恐れずやって来て、近くの階段に腰を下ろして休みました。(映像はここから)
目つきが悪く肉付きの良い(太り気味)個体でした。
首輪は見えませんが、きっと飼い猫が夕方に縄張りを巡回(パトロール)しているのでしょう。
やがて立ち上がると、しなやかな身のこなしで階段をゆっくり引き返し始めました。
ときどきこちらを振り返りながら立ち去ります。

柳の灌木の陰に隠れてしまいましたが、猫は階段を登ると、枯れ草に覆われた土手で立ち止まりました。
尻尾をピンと持ち上げ震わせました。(@1:02~1:10)
これは尿スプレーのマーキングでしょう。
小便をかける何か立木など目印となる物があったのか、現場へ確認しに行けばよかったですね。
真相は藪の中。

田中豊美『みぢかなともだちネコ』p48によると、

ネコの社会行動(3)においづけ(マーキング)
ネコは、ふだん生活をしている場所の、木やへい、家のかべなどに、オシッコをふきつけたり、つめとぎをしたりして、「においづけ=マーキング」のためのパトロールをする。自分のナワバリでることを、ほかのネコにしらせるためだ。
オシッコのにおいづけは、♂ネコによく見られるが、♀ネコもたまにする。
シャッシャッとオシッコをふきつけるときに、ヒリヒリとしっぽをふるわせる。


その後も猫の動きを撮り続けると、遊歩道に下りてきました。
どうやら私が階段に居座って猫の散歩道を塞いでいたので、仕方なくぐるっと迂回したようです。
ネコも舗装された道の方が歩きやすそうです。

実は、最初にネコが座ったところは野生動物の溜め糞があった地点のすぐ近くなのです。
長年タヌキかアナグマが残した溜糞だと思って定点観察していたので、もしやネコの糞だったのか?!と意外に思いました。
しかし、撮影直後にネコが座っていた階段を調べてみると、新鮮な糞は残されていませんでした。
溜め糞を利用しているのなら、まず共同トイレの匂いを嗅ぐはずです。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



2017/07/22

ウワミズザクラの花で採餌するクロマルハナバチ♀



2017年5月中旬

道端で満開に咲いたウワミズザクラの灌木でクロマルハナバチ♀(Bombus ignitus)が訪花していました。
花粉籠に白い花粉団子を付けています。
複数個体を撮影。
時期的に未だワーカーではなく創設女王の可能性が高いと思うのですが、定かではありません。
この日は平地のあちこちでウワミズザクラの白いブラシ状の花が満開だったものの、マルハナバチの訪花を見れたのはこの株だけでした。



電線から飛び立つシジュウカラ♀(野鳥)



2017年5月中旬

車道の電線に止まっていたシジュウカラ♀(Parus minor)が飛び立ち、通りに面した民家の庭木へ逃げ込みました。
飛び立つ瞬間を1/8倍速のスローモーションでリプレイしてみると、腹面の黒帯が細いので♀と判明。
庭木(クリ?)の枝でスズメはじっとしていますが、シジュウカラは忙しなく枝から枝へ飛び回っています。
シジュウカラの警戒声もかすかに聞こえるので、近くにシジュウカラの巣があるのだろうか?

※ 前半部のみ自動色調補正を施しています。


2017/07/21

メタセコイア樹上の巣で抱卵・転卵するハシボソガラス♀(野鳥)



2017年4月中旬

未だ落葉した状態のメタセコイア(=アケボノスギ)
の梢で鳥の巣を見つけました。
多数の小枝をお椀状に組み合わせた巣です。
よく目を凝らすと、巣にハシボソガラスCorvus corone)が座っています。
抱卵しているとしたら、♀なのでしょう。

松原始『カラスの教科書』によると、

・ハシボソガラスはハシブトガラスほど神経質ではなく、春先のスカスカの落葉樹に平気で巣を作る。(p47より引用)
・抱卵はほぼ♀のみが行い、抱卵期間はだいたい20日である。(p52より引用)



やがて巣の中で親鳥が立ち上がると、嘴で卵を転がしているように見えました。
(複数の卵を万遍なく温めるための転卵)
産座を嘴で整えてるだけかもしれません。
巣に座り直すと後姿になりました。

造巣の段階から定点観察していた訳でもありませんし、高木に登って実際に巣の中を覗いてみた訳ではないので、「抱卵ではなく抱雛ではないのか?」と問われたら「分からない」と正直に答えるしかありません。

実は別個体のカラスが近くで鳴き騒いでいたのですけど、撮り損ねてしまいました。
番(つがい)の片割れ(♂?)が縄張りを防衛していたのだろう、と想像しました。
背後の山々には未だ残雪が見えます。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

この巣も定点観察してみましょう。

つづく→アケボノスギ梢の巣で抱卵するハシボソガラス♀(野鳥)


実は7年前にもこの近くの柳の樹上でカラスの古巣を見つけています。

▼関連記事 
カラスの巣?【野鳥】


軒先の巣に出入りするスズメ♀♂(野鳥)



2017年5月中旬

郊外の住宅地の物置小屋でスズメPasser montanus)♀♂番(つがい)が軒先の破れ目に出入りしていました。
繊維状の巣材が少し見えています。
巣は右奥の屋根裏にあるのでしょう。
現在どの営巣段階にあるのか、不明です。
親鳥が巣に入っても、雛が餌乞いする賑やかな鳴き声は聞こえませんでした。
未だ営巣地を物色しているだけなのかな?

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
いつも必ずやっている手ぶれ補正処理は今回していません(逆に副作用が酷く不自然な映像になるため)。



2017/07/20

電柱に巣を作るハシボソガラス♀♂【10倍速映像:野鳥】



2017年4月中旬・午後14:44~15:51
▼前回の記事
電柱の天辺に小枝を組み合わせて巣を作るハシボソガラス♀♂(野鳥)

電信柱の最上部に営巣を始めたハシボソガラスCorvus corone)の♀♂番(つがい)による造巣を微速度撮影で1時間以上記録してみました。
カメラを嫌って営巣を止めてしまうのが一番心配でした。
巣に出入りする親鳥を警戒させないように、私はなるべく巣の方向を見ないように心がけました。
素知らぬ顔でわざと巣の逆を向いて座り、ときどき手鏡で背後のカメラの液晶モニタをチェックしました。
すると後半はカラスの番がわざわざ私が眺めている方角の電柱に止まり直し、偵察に来たのが可笑しかったです。
私が長々と一体何を見ているのか、気になってたまらなくなったのでしょう。
少し離れた電柱や電線に2羽が並んで止まり、こちらを見張っているときもありました。

10倍速の早回し速度を御覧ください。
親鳥の♀♂番が協力して、巣材の小枝を一本ずつ搬入しました。
映像の中で巣材を搬入したのは、@0:12(単独)、@1:22(♀♂)、@3:03(♀♂)、@4:01(単独)、@4:33(♀♂)、@5:27(単独)の計9回です。
手ぶら(空荷)で帰巣することはありませんでした。
もし私が撮影していなければ、もっと伸び伸びと(頻繁に)造巣活動を行ったかもしれません。
カラスを性別を外見で見分けられないのが残念です。
単独で帰巣するのではなく、番が相次いで帰巣することが多い印象を受けました。
夫婦で同じ場所から巣材を集めてくるのですかね?

これは個人的な仮説ですけど、細かい造巣作業は♀の担当なのだとすれば、♀が不在時は♂が♀の帰りを待っているのかもしれません。
一緒に帰巣すれば♂は♀に巣材を渡してすぐ出かけられるので、無駄なタイムロスが無くなるでしょう。

巣から飛び立つまで結構長い時間、巣の横の電線に止まっていることがありました。
疲れて休んでいるのか、それとも私を油断なく監視しているのかな?

一から作り始めて何日目の巣なのでしょう?(この巣を見つけたのは2日前)
一番初めの作り始めに電柱の天辺に乗せた小枝が風で飛ばされたりしないように、どうやって固定したのか、知りたいところです。
このような丸見え状態でも平気で営巣するのは、ハシボソガラスの特徴なのだそうです。

電柱は約10メートルの高さの支柱にアーム(横棒)がついている構造で、まったく隠蔽物のない環境である。したがって、隠蔽にこだわるハシブトガラスの電柱利用は難しいが、隠蔽にこだわらない性質をもっていることで、ハシボソガラスは営巣箇所として、電柱を利用することができるのだろう。(後藤三千代『カラスと人の巣づくり協定』p24-25より引用)

営巣地の電柱の真下に庭木を伐採した枝が積み上げられています。
微速度撮影の後半になると近所の人が現れ、その枝をその場で更に細かくカットし始めました。
その間も、カラスは平気で電柱の天辺にせっせと巣材を運搬し造巣を続けました。
ヒトを個体識別し、カラスに対する敵意の有無をきちんと見分けているとしか考えられません。
見ていた私は、このヒトが親切心でカラスのために巣材を提供しているのか?とさえ思うようになりました。
しかし、インタビューする機会を逃してしまいました。
実は初めカラスは電柱下の豊富な巣材源から小枝を集めていたのですが、私が見ていると警戒して他所から巣材を調達するようになりました。
もし適切な巣材を大量に用意して積み上げておけば、カラスはその近くに営巣してくれるかもしれません。

ここで悲しいお知らせです。
その後も張り切って定点観察に通ったものの、まず親鳥が警戒して私が見ている間は巣に近寄らなくなりました。
私が諦めて帰ろうとすると、親鳥がしばらく後を追いかけてきて、ちゃんと帰ったかどうか確かめようとさえするのです。
今季はあちこちでカラスの営巣観察を集中的に行ったのですが、それで分かったことは、このときの撮影地点があまりにも巣に近過ぎました。
むしろ初日にブラインドも張らず長時間撮れたのが奇跡的でした。
その次は電柱から巣が撤去されてしまい、残念ながらここには二度と再建されませんでした。
電気トラブルを恐れた近隣住民が通報したのか、電力会社が対処したのでしょう。
私が見たところ、この親鳥は電柱の最上部に営巣していて電線とはほとんど干渉しそうにない上に、巣材に針金ハンガーなどは使用していません。
したがって(素人考えでは)、漏電事故は起こりにくいと思うのですが、仕方がありません。
雛が孵ると親鳥は周囲のヒトに対して攻撃的になるので、その意味でもこの巣をそのままにしておくのは危険だったかもしれません。

営巣による停電は、巣の材料として使われる木の枝やハンガーなどの金属類が電線に触れ、漏電するなどして起こる。(同書p9より引用)





【書評】
後藤三千代『カラスと人の巣づくり協定』という新刊本を書店で見つけて衝動買いし、一気に読みました。
我が山形県の北部の鶴岡地区で電柱に営巣するカラスの問題と対策について研究してきた山形大学農学部の先生による著書です。
内容も本格的で充実しており、非常に参考になりました。(こういう本を待っていました。)
私のフィールドは同じ山形県でも南部なので、地域性の違いを伺い知れて興味深く思いました。
カラスについて書かれた本は数あれど、営巣活動(巣作り)に焦点を当て、全く新しいユニークな視点からカラスの生態について教えてくれます。

驚いたのは、本書に書かれた研究アプローチはフィールドでカラスの行動や生態を全く観察していないことです。(割愛しただけかもしれません)
バードウォッチャーの私としてはその点で不満はあるのですが、他の本を読んで補足すればよいのでしょう。(餅は餅屋)
それでも電柱から撤去された多数の巣を鑑識のように緻密に分析するだけでここまで深くストーリーを組み立てられるのか!と驚嘆しました。(巣の遺留物からDNAバーコーディングも駆使しています。)

電柱の営巣対策でも決して情緒に流れされず冷徹に科学的なデータを積み上げて合理的な対策を提案しています。

実際に成果をしっかり上げつつあるので、非常に説得力があります。
カラスが悪者でないことがわかれば、人間の戦う相手は、カラスではなくなる。カラスの営巣生態を無視した、撤去という対策のあり方に問題があったのである。(p121あとがきより引用)


以下は個人的な疑問点。(一度通読しただけなので、私の読み落としや誤解があるかもしれません)

  • DNAバーコーディングで巣を作ったカラスの種類(ハシボソガラスまたはハシブトガラス)を見分けるだけでなく、DNAフィンガープリンティングで親鳥や巣で育った雛の正確な個体識別は可能か?
  • カラスはひとつの縄張りで一つしか巣を作らないという前提で議論を進めているが、大丈夫か? 繁殖に使われない偽巣を作ることがある、という記述を別な本で読んだことがあり、私もそれらしき偽巣の存在を観察しています。(同じ縄張り内でニ巣並行営巣の決定的な証拠映像を撮るのが私の次の目標です。)
  • 撤去したカラスの巣の基盤部から珍虫アカマダラハナムグリの土繭や蛹、幼虫を得たという結果は興味深いのですが、必ずしもカラスの巣でアカマダラハナムグリ♀が産卵・繁殖したとは限らないのでは? 基盤部の巣材となる土壌をカラスが水田から採取してきた際に既にアカマダラハナムグリの卵や幼虫が混入していた可能性は?

菜の花の咲く堤防を歩くキジ♂(野鳥)



2017年5月中旬・夕方

菜の花が咲き乱れる堤防を闊歩するキジ♂(Phasianus versicolor)と遭遇しました。
豪華絢爛な色使いの羽根に身を包んだキジ♂の勇姿と黄色い菜の花との対比がいかにも春らしく、フォトジェニックですね。
前進する際は頭を低く下げて歩きます。
立ち止まって辺りを油断なく見回しています。
ときどき背伸びをして胸を張ります。
母衣打ちするかな?と期待させたのに、結局やりませんでした。

最後は土手の階段をトコトコ降りて行ったので、私もそっと追いかけます。

つづく→

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



2017/07/19

電柱の天辺に小枝を組み合わせて巣を作るハシボソガラス♀♂(野鳥)



2017年4月中旬・午後14:20~14:44

街中を流れる川の支流沿いで2日前に見つけたハシボソガラスCorvus corone)の巣を観察に行きました。
昨年観察した高圧線の鉄塔に作られたハシボソガラスの巣よりも低い場所にあるため、撮影しやすくて助かります。

これまでカラスの巣材集めは見ていましたが、カラスの造巣行動を撮影できたのは初めてです。

▼関連記事
ハシボソガラスの巣材集め(野鳥)@マサキ生け垣 @2013年3月下旬
巣材を運ぶハシブトガラス(野鳥) @2014年4月上旬

千載一遇のチャンスにとても興奮しました。

冒頭から1羽の親鳥(♀?)が作りかけの巣に座っています。
すぐにもう1羽(♂?)が巣材の細い小枝を咥えて帰巣しました。
♂はお椀状の外巣に持ってきた小枝を組み込むと、すぐに飛び去るかと思いきや、巣の横のアーム(横棒)で休息しました。
私のことを警戒して辺りを見張っているようです。
その間、作りかけの巣に座った♀が嘴で巣材を曲げて外巣に互いに差し込んだり位置を細かく調節しています。
造巣の作業が下からではよく見えないのが残念です。
こういうときにカメラ付きのドローンがあれば巣の上空まで飛ばしてみたい…とよく夢想するのですが、カラスの親鳥への影響が懸念されるだけでなく電線の近くでドローンを飛ばすのは問題がありそうです。(飛行禁止空域?)

ようやく電柱のアームから♂が飛び立ちました。(@1:55)
すぐ横を流れる川の下流へ風に乗って滑空して行きました。
川の中に降り立ったようですが、死角に入って見えなくなりました。
しばらくすると、もう1羽の親鳥♀(?)も巣から飛び去りました。(@2:10)

親鳥の留守中に急いで川の対岸にカメラの三脚を立て長撮りし、これ以降、私はなるべく巣の方向を見ないように心がけました。(バリアングルの液晶画面の角度をわざと変えて見ました。)
巣材の小枝を一本ずつ咥えてカラスの♀♂番(つがい)が代わる代わる帰巣します。
カラスの性別を外見で判別できないのが残念。
造巣作業中に巣の右端に伸びた小枝が落下しました(@3:00)。

カメラを下にパンすると、電柱を登るためのボルトにもう1羽の親鳥が空荷で止まっていました。(@4:07)
おそらく私に対して警戒し、巣を警護しているのでしょう。
ようやくボルトから飛び立ったときには、電柱の最上部で造巣作業していた親鳥も居なくなっていました。

営巣地のコンクリート製電柱の根本付近には庭木を剪定・伐採した小枝が切り揃えて大量に積み上げられていました。(@6:52)
実は初めカラスはそこから巣材を集めていたのですが、私が見ていると警戒して他所から巣材を調達するようになりました。
もしかすると豊富な巣材源があったから、ハシボソガラスの番はこの電柱を営巣地に選んだのかもしれません。

巣材を運んできたカラスがなぜか巣に着陸せずに思いとどまり、飛び去ることがありました。
少し離れた電線に小枝を咥えたカラスが止まってこちらを警戒しています。(@7:00)
巣材を咥えたまま小声で鳴きました。(@7:09)
一旦巣材を足で押さえ、咥え直しました。
このときも小声で鳴きました♪(@7:26)
営巣活動を邪魔する(目障りな)私に対する苛立ちの表れかもしれません。
どうしても擬人化して解釈してしまいがちです。
ところがしばらくすると、もう1羽の親鳥が巣材を運んで先に帰巣したのに続いて電線の個体も帰巣しました。
これを見て、私の考え(解釈)が変わりました。
造巣の細かな作業は♀の担当だとすれば、♂は運んできた巣材を♀に渡して巣作りを任せるでしょう。
電線で待機していた個体は♂で、♀を呼ぶために鳴いていたのかもしれません。
性別を見分けられないのが残念です。

後藤三千代『カラスと人の巣づくり協定』によると、

カラスの巣は、電柱の最上部の電線を支えるアーム(横棒)を利用して作られ、10メートル前後の高い位置にある場合が多い。(p45より引用)



つづく→造巣の微速度撮影



駐車場と軒下を徘徊する雪の日のハクセキレイ♂(冬の野鳥)



2017年3月下旬・午後17:15(日の入り時刻は17:54)、気温8.7℃、湿度38%

寒の戻りで朝から大雪が降った日の夕方、ショッピングセンターの軒下と駐車場の境界をハクセキレイ♂(Motacilla alba lugens)が走り回っていました。
寒そうに体の羽毛を膨らませています。
人や車の出入りをあまり恐れない個体でした。

この後しばらくすると、雪が降りしきる中、ハクセキレイの塒入りが始まりました。

▼関連記事
春の大雪が降った宵のハクセキレイ(冬の野鳥)塒入り:前編




2017/07/18

ハシボソガラスの風乗り遊びと屋上への就塒前集合(野鳥)



2016年10月上旬・午後16:19~17:08(日の入り時刻は午後17:10)
▼前回の記事(連載の都合で順序を逆にしました)
早朝に集団離の屋上から飛び去るハシボソガラスの群れ(野鳥)

ハシボソガラスCorvus corone)の塒入りをもう一度撮影しようとやって来ました。
今度は三脚を使います。
この日は晴れるとの天気予報が外れ、午前中まで雨でした。
曇り空で小雨が少しぱらついていたので、念のために傘を持参。
風が強く、カメラの三脚が振動するほどでした。
(撮れた動画を編集時に手ぶれ補正処理すれば、風による振動は取り除けます。)

本格的な塒入りが始まるまでの暇つぶしとして、雲の流れをちょっとだけ微速度撮影してみました。
10倍速映像を御覧ください。(@0:32~0:40)
画面の左から右へ強い西風が吹いていることが伝わると思います。
カラスが屋上に集結し始め、小規模な群飛も始まりました。

群飛とは別に、屋上から飛び立った個々のカラスが強風を利用して遊んでいることに気づきました。
ウィンドサーフィンのような風乗り遊びをしているようです。
逆風の風上に向かって飛び立つと一気に上昇し、空中を強風に流されていきます。
いかにも楽しそうで、翼と遊び心のあるカラスを羨ましく思いました。
よくまあコントロールを失って失速・墜落事故を起こさないものだと感心します。
あるいはカラスにとっては遊びどころか真剣で、屋上の左の部分に移動して集まりたくても強風のために苦戦しているだけかもしれません。
しかし、いざとなれば屋上を歩いて移動すれば良いはずなので、私の解釈は「遊び(ウィンドサーフィン)」派です。

▼関連記事
台風の強風で遊ぶハシボソガラスの群れ【野鳥】
風速計が欲しくなりました。


マイクに入る風切り音のせいで、カラスの鳴き声はほとんど聞き取れません。
ときどき屋上からカラスが一斉に西へ(風上へ)飛び立ち、威嚇誇示をします。
群飛してもすぐに屋上へ戻って着陸します。

カラスたちは飽きもせずに、某施設の屋上から離着陸と小規模な群飛を繰り返しています。
この群飛を目がけて、近郊のあちこちから更に多くのカラスの群れが続々と合流してくるのでしょう。
北から(画面の奥から)アプローチするカラスが一気に高度を下げて屋上に着陸する様子が面白いですね。
洋上の空母に着艦する戦闘機を連想しました。

屋上の左に垂直に立てられたアンテナポールの先端の座をめぐってお山の大将遊びが繰り広げられました。(@10:45-11:13)
参加した3羽が追いかけっこのような空中戦になり、最後は風に流されていきました。

映像の最後は、屋上からほとんどのカラスが飛び立ちました。(@15:03)
今までで最大規模の群飛になり、なかなかの迫力です。(壮観!)
確かに威圧感があり、圧巻でした。
撮影後、カラスは屋上からどこか別な場所へ塒を変更したのではなく、結局はこの屋上に戻って夜を過ごしました。
実はカメラのバッテリーが切れてしまい、尻切れトンボになってしまいました。
スペアのバッテリーを忘れてくるという痛恨のミス!
翌日の夜明け前に再訪して、屋上の塒から飛び去るまでを観察しています。(前回の記事


つづく→


最近、松原始『カラスの教科書』を読んで、カラスの塒について認識を改めさせられました。

ねぐらというのは昔考えられていたほど不可欠なものではなく、秩序だったものとも限らないようだ。(中略)東京でPHSを使って追跡した例では、若いカラスたちは都内各所のねぐらを転々とし、どうかすると夜中に「やっぱ、あっち行くわ」とねぐらを変え、餌場も今日は新宿、明日は池袋と好き勝手に動いているらしい。しかも、どう考えても集団ねぐらではない場所で数羽、もしくわ単独で眠っている例も見つかっている。
おそらく東京ではフクロウに襲われる心配もなく、餌場なんてどこにでもあり、目を覚ませばそのへんで何か食えるに決まっているのだから、わざわざ規律正しく集団行動を取る必要もないのだろう。(p69より引用)
ねぐらは常に固定したものではなく、ねぐら自体が移動する事があるから、これをきちんとフォローしてないと見落とすことがある。カラスがどのねぐらに入るかも、ガチガチに決まったものではない。少なくとも、東京の場合はかなりルーズなようだ。そもそも繁殖個体は集団ねぐらに戻らない例があるし、少数でコッソリ寝ている個体もいる。そういう「目立たずに寝ている個体」がどれくらい存在するのかは、まったくわからない。(p253-254より引用)
「ねぐらには流行りすたりがある」 (p254より)




カワラヒワが群れで桜の冬芽を採食(冬の野鳥)



2017年3月下旬

川沿いの堤防の桜並木にカワラヒワCarduelis sinica)の群れがいました。
逆光で羽の色が見えにくいのですが、キリリ、コロロ♪という独特の鳴き声でカワラヒワと分かります。
ときたま枝先の冬芽を啄ばんでいるように見えたのが気になりました。
カワラヒワは種子食のはずですけど、ウソのように冬芽も食べるのでしょうか?

▼関連記事
ウソ♀が桜の花芽を採食【冬の野鳥】
それとも何か虫を捕食しているのですかね?
枝先を飛び回っている蚊柱を気にして顔を動かしている様子が興味深いです。

逆光の上に、カメラを向けると警戒して採食行動してくれない傾向があり、結局よく分かりませんでした。(決定的な映像が撮れませんでした)

このソメイヨシノの老木は、冬の大雪のせいで幹が一部折れています。
春はもうすぐ。(あと一ヶ月待たないと桜は咲きません)

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



2017/07/17

白梅の花で採餌するコマルハナバチ♀



2017年4月中旬・くもり(風あり)

庭でようやく咲いた白梅コマルハナバチ♀(Bombus ardens ardens)が訪花していました。
クロマルハナバチの創設女王にしては小型なので、おそらく早春に真っ先に活動を始めることで知られるコマルハナバチだろうと思います。
花から花へ忙しなく飛び回るものの、後脚の花粉籠は空荷でした。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



木の枝から畑に飛び降りるモズ♂(野鳥:狩り?)



2017年5月上旬

田んぼの横の民家の庭木にモズ♂(Lanius bucephalus)が止まっていました。
枝の冬芽は未だ展葉していません。
モズ♂は家庭菜園を見下ろして獲物を探しているようです。
突然、畑に飛び降りたのですが、残念ながら狩りの成否は撮り損ねました。
すぐに奥の別な庭木に飛んで移動してしまいました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施したせいで、アカモズっぽく見えるかもしれません。



2017/07/16

早朝に集団離の屋上から飛び去るハシボソガラスの群れ(野鳥)



2016年10月上旬・午前5:15~5:56(日の出時刻は午前5:42)・くもり


▼前回の記事
群飛を繰り返しビルの屋上に塒入りするハシボソガラスの群れ(野鳥)

ビルの屋上で塒を取ったハシボソガラスCorvus corone)の群れが夜明けとともに飛び去る様子(離塒:りじ)を撮影するため、重装備の防寒具を着込んで日の出前から出かけました。
三脚を立てて長撮りした一部始終をノーカットでお届けします。


撮り始めは日の出前で未だ暗く、某施設のシルエットがうっすらと見えるだけです。
施設の一室だけ点灯しています。
空には黒い雲が垂れ込めています。
カラスの鳴き声が遠くからかすかに聞こえます。

目を凝らして見ていると、真っ暗な屋上から群れの一部が少しだけ飛んで横に移動しました。(@1:35)
一部の個体は既に起きているようです。

ようやく辺りが白々と明るくなると、アンテナの上や屋上の縁に止まっているカラスの姿が見えてきました。
突然、屋上の西端(画面では左端)からカラスが一斉に飛び立ちました。(@4:57)
ところが空を軽く旋回しただけで、すぐに屋上に舞い戻りました。
次に、屋上の東に居た個体群が少し飛んで、西へ(画面左へ)移動しました。(@6:00)
群れの一部が屋上から雪崩を打って西へ(画面左へ)飛び立ちました。(@7:45)

本格的な離塒の前にも何度か朝の飛行練習を繰り返していました。
夕方にやった就塒前群飛のような誇示行動でしょうか?
空腹で早く餌を取りに出かけたいけれども、いざ飛ぼうとすると(偵察飛行)未だ暗くて無理だと悟り、渋々屋上に戻る、ということを繰り返しているのかもしれません。
あるいは、施設のヒトが屋上に出入りする度にカラスが驚いただけ、という可能性も考えられます。

再び屋上から多数の個体が一斉に飛び立ちました。(@9:03、午前5:23)
ようやく離塒が始まったようです。
西の山に向かって飛び去るカラスの大群を見送ってからカメラを屋上に戻すと、まだ少しカラスが残っています。
(屋上の西端の縁およびアンテナに居ます。)

群れの本隊が飛び去った以降は、小さな群れに別れて五月雨式の離塒が続きます。
西へ向かって三々五々飛び去ります。
よく分からないのは、屋上に再び戻って来る群れもたまにいることです。(@19:25)

再びカラスの大群が屋上から西へ一斉に飛び立ちました。(@22:50)
しかしほとんどがまた屋上に戻ってしまいます。
その後も少しずつ屋上からカラスが減っていきます。

最終的には屋上にカラスが1羽も居なくなったことを確認して、長い撮影を終えました。
カラスの塒入りは一斉に行なわれる(集団就塒)のに対して、離塒はだらだらと続くことが分かりました。

カラスの鳴き声よりも、撮影している私の背後でモズが警戒声を発している(高鳴き?)のがやかましいですね。
キジ♂も朝から縄張り宣言で絶叫しています。
後半はスズメも賑やかに鳴き始めました。

ちなみに撮影地点で測った気温は
午前5:26で15.7℃、湿度59%
午前5:42で13.5℃、湿度64%
午前5:55で12.9℃、湿度67%でした。

※ カラスのプライバシーを保護するために、壁面の施設名にモザイクをかけています。

つづく→ハシボソガラスの風乗り遊びと屋上への就塒前集合(野鳥)




川で水浴びするコムクドリの♀♂つがい(野鳥)



2017年5月上旬

街中を流れる川の岸辺でコムクドリ♂(Sturnus philippensis)の♂♀番(つがい)を見つけました。
採食していたのかもしれませんが、撮り始めたら警戒心が強いです。
やがて♀が川で繰り返し水浴を始めました。
♂の方が警戒心が強く、先に逃げてしまいました。


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
いつも必ずやる手ぶれ補正処理を今回はしていません。
川面のゆらぎのせいで、あまりにも不自然な映像になってしまうからです(副作用が酷い)。


コムクドリ♂
コムクドリ♀

2017/07/15

群飛を繰り返しビルの屋上に塒入りするハシボソガラスの群れ(野鳥)



2016年10月上旬・午後16:55~17:22(日の入り時刻は17:13)

秋から冬にかけて、夕方に塒入りするカラスの群れが大きくなります。
空高く飛んで行くカラスの大群を追いかけると、某施設のビルの上を旋回してから続々と屋上に舞い降りていました。
異様な光景に興奮しました。
数年前から秋の夕方になるとカラスがこの施設の周囲に群れて騒いでいたのを遠くから通りすがりに眺めていたのですけど、当時はその意味が分かりませんでした。
積年の謎がようやく解けて嬉しくなりました。

屋上の縁に沿ってカラスが一列に並んでいます。
屋上のあちこちに立てられた各種アンテナ(計4本)に止まっている個体もいます。
遠くて鳴き声はほとんど聞き取れませんし、映像からはカラスの種類を形態的に見分けられません。
しかし、この辺りではハシブトガラスは少なくハシボソガラスが圧倒的に優占種となっています。
また、後日この施設に更に近づいて塒入りを観察した結果、ハシボソガラスCorvus corone)がメインの集団塒と判明しました。

しばらくすると屋上からカラスの大群が一羽残らず一斉に飛び立ちました。
夕暮れ時の空を黒いカラスが大群で旋回する様は壮観です。
遠くて鳴き声は聞き取れません。
おそらく塒入りする前の集団誇示行動(就塒前群飛)なのでしょう。
ムクドリも似たような群飛を行います。
塒の周囲の安全を確認したり、天敵を威嚇して追い払ったりする意味があると考えられています。

もしカラスの塒がこのビルとは別な場所にあるのであれば、私が観察したのはカラスの就塒前集合ということになります。
ところが、群飛を終えたカラスがまた同じ屋上に戻って来ました。
鳴き交わしながら続々と屋上に着陸します。
そのまま屋上で落ち着くのかと思いきや、再び一斉に飛び立ち就塒前群飛しては屋上に戻るという行動を何度も繰り返しています。

施設の職員が屋上に出てきてカラスを追い払おうとしている可能性もありますが、こちらからはヒトの姿は見えません。
私としては、カラスが逃げたのではなく就塒前群飛のために何度も自発的に飛び立ったのだろうと推測しています。

屋上に舞い戻って来る際に2羽で飛びながら置いかけっこしている個体もいました。
素人目にはふざけて遊んでいるようにも見えますが、止まり場を巡る小競り合いで空中戦になったのかもしれません。

ようやく屋上に落ち着き、カラスはやはりここを塒として夜を過ごすようです。
この事例では、就塒前集合と集団塒が同じ場所でした。


※ カラスのプライバシーを保護するために、壁面の施設名にモザイクをかけています。
世間が野鳥の営みに対して無関心で放っておいてくれるならまだ良いのです。
私はただカラスが好きで動画を撮っているだけなのに、私の動画のせいでカラスが駆除されたりこの集団塒から追い出されてしまったのでは藪蛇というか本末転倒です。
誰かが急に「毎晩カラスの大群が集結するのは不気味で不吉だ!」と非科学的な言いがかりをつけて施設に通報したり、仕事熱心なカラスの駆除業者がこの施設に営業をかけるかもしれません。

施設側から「こんな動画は営業妨害だ!」と抗議されたりしたら堪りません。
昨今は全く予想もつかない方向からクレームが付けられる世知辛い社会ですから、こんな用心をしないといけないのです。
もちろん鳴き声がうるさかったり(騒音公害)、集団塒の糞害が酷いだろう、ということは容易に想像できるので、悩ましいところです。


つづく→早朝に集団離の屋上から飛び立つハシボソガラスの群れ(野鳥)


チョウゲンボウの飛翔(野鳥)



2017年5月上旬

農耕地と住宅地が混在する郊外の上空をひらひらと飛んでいる小型の猛禽類を見つけました。
空にくるりと輪を描きながら滑翔し、その合間にひらひらと羽ばたきます。
この独特の飛び方はチョウゲンボウFalco tinnunculus)です。
飛ぶ姿がトンボみたいだと評されることもあります。
私のほぼ真上を飛んでくれたおかげで、翼の下面の特徴でも確認できました。
初めは比較的低いところを飛んでいましたし、サービス満点の鳥でした。

『ワシタカ類飛翔ハンドブック』によると、チョウゲンボウは

非常に長い尾先の黒い黒帯が目立つ(p46-47より引用)



2017/07/14

シロバナジンチョウゲの開花【3600倍速映像】



2017年4月中旬

沈丁花
の白い蕾がほころび始めたので、常緑樹の灌木から小枝を採取してきました。
水を入れたペットボトルに生けて、室内で開花する様子を微速度撮影しました。
30秒間隔で約41時間インターバル撮影しました。
花が小さいのでマクロレンズで接写します。
得られた連続写真から30fpsの設定で動画を作成してから、更に4倍速に加工しました。
計算するとリアルタイムに対して、30*30*4=3600倍速の早回し映像になります。

花が咲いてみると、シロバナジンチョウゲと判明。
室内に私の大好きな沈丁花の上品な芳香が強く漂います。
撮影のために照明を一日中当て続けること(長日条件)が植物の開花に影響を及ぼすのかどうか気になるので、本を読んで勉強中です。
幻とされていたフロリゲン(花成ホルモン≠開花ホルモン)を探し求める熾烈な研究の歴史など、植物生理学も勉強してみるとなかなか面白いですね。



ジンチョウゲは小さな花が集まって手毬状になるはずなのに、この枝につく花芽(つぼみ)の数が少ないのは、日当たりの悪い所に植栽されたためでしょう。(日照不足)
沈丁花は陰樹らしいのですけど、それにしても植えた場所の日当たりが悪くて貧弱な枝ぶりでした。


室内での微速度撮影が終了した日に採集地でも元株が少し開花していた。

この機会に沈丁花について調べてみると、知らないことばかりでした。

日本にある木は雄株が多く、雌株はほとんど見られない。(wikipediaより引用)
確かに小花の奥には黄色い雄しべだけで、雌しべが見当たりませんでした。

『樹木見分けのポイント図鑑』で沈丁花を調べると、

花弁に見えるのは萼片で、筒状の萼の先が4裂したもの(p40より引用)。



【おまけの動画】
同じ素材で早回し速度を変えたバージョンをブログ限定で公開します。



↑5400倍速映像



↑900倍速映像


交差点にクルミを落として割るハシボソガラス(野鳥)



2017年5月上旬

ハシボソガラスCorvus corone)が交差点でクルミ割りを繰り返していました。
歩道縁石付近でクルミの実を咥えると飛び立ち、交差点の真上の電線に止まりました。
すぐにクルミをポトリと落とします。
空中からの投げ落としではなく、電線の高さから離して自由落下させ、舗装された道にぶつけています。
落としたクルミが交差点から転がってしまい、カラスは慌てて追いかけました。

しばらくすると、いつの間にか交差点の中央にカラスが戻ってクルミを啄んでいました。
大型バンが近づいても路上のカラスは恐れません。
車線の違いと赤信号で停車することを理解しているようです。
クルミを咥えて飛び立つと急上昇し、交差点の真上の電線に止まりました。
信号が青に変わった直後、クルミを落としました。
発進したバンの真ん前に落ちればタイヤで踏んで割れたはずですが、残念ながらクルミは少しずれて反対車線に落ちました。
カラスは拾ったクルミを咥えて道の横にどきました。
ようやく固い殻が割れたのかな?

当地のハシボソガラスも遂に仙台のカラスみたいにクルミの殻を車に轢かせて割る方法を編み出したのか?と興奮したのですが、残念ながら一歩手前の未だ不完全な手法でした。
試行錯誤の途上らしい。
一度獲得した「投げ落とし」の技を捨てて、「一時停車中の車のタイヤの前に置く」方法を編み出すのは、かなり難しい知的ミッションなのでしょう。
この田舎道は交通量がさほど多くないので、車を利用したクルミ割り法を新たに獲得するのは不利かもしれません。
大型車に踏まれるとクルミが粉々に割れてしまいかえって中の実を食べづらくなるので、クルミを車に割らせる食文化はあまり広まらない、という説も聞いたことがあります。(だから仙台のカラスが車に轢かせてクルミを割るのは、遊びやゲームの要素が強いのではないか?という説)

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



▼関連記事
交差点で車にクルミを割らせようとするハシボソガラス(野鳥)

約2年前に観察した記録です。
今回撮影した交差点とは同じ道の一つ隣の交差点で、約460mしか離れていません。
場所が近いので、この辺りを縄張りとする同一個体(またはその子孫)の可能性もありますね。




2017/07/13

白梅の開花【1800倍速映像】



2017年4月中旬

3日前に蕾(花芽)のついた白梅の枝を採取していきました。
水を入れたペットボトルに生けると、野外は寒の戻りで冷え込んでも暖かい室内で蕾が続々と開花してきます。

蕾がほころんで開花する様子を20秒間隔で約24時間インターバル撮影してみました。
得られた連続写真から15fpsの設定で動画化してから、更に6倍速に加工しました。
つまり、計算するとリアルタイムに対して20*15*6=1800倍速の早回し映像ということになります。



【おまけの動画】


↑1200倍速映像



↑オリジナルの映像素材(300倍速映像)

早回し速度を落としたバージョンをブログ限定で公開します。


5月の刈田で採食する渡去直前のツグミ(冬の野鳥)



2017年5月上旬

郊外の休耕地でツグミTurdus eunomus)の群れが採食していました。
ツグミの地上採食シーンを見たのは初めてかもしれません。
最後は警戒声を発して奥の灌木へ飛び去りました。

何よりも驚いたのは、冬鳥のツグミを5月のGWに目撃したことです。
一瞬ホオジロかと思ったのですが、よく見ると下面(お腹)が白く鱗状の斑点があることからツグミですね。
地球温暖化でも説明できない、むしろ逆ですね。
春になっても北へ渡りをせず日本に居残る個体群なのでしょうか?

日本大百科全書(ニッポニカ)を紐解いてツグミの解説を読むと、

冬には群れは分解して、耕地や川原など開けた場所で単独で生活するようになる。5月に小群をつくり、渡り去る。

日本を北上してきて渡去する直前のツグミを運良く見れたのだと分かりました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



2017/07/12

駐車場で採食するカワラヒワのつがい♪(野鳥)



2017年5月上旬

砂利の敷かれた駐車場でおそらく番(つがい)と思われる2羽のカワラヒワCarduelis sinica)が鳴き交わしながら採食していました。
雑草の種子を啄んでいるのでしょう。
駐車場の横は水田になっています。
最後は何かに驚いて飛び立ちました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



ソメイヨシノで訪花採食するハシボソガラス(野鳥)



2017年5月上旬

休日で静かな工場の敷地内で2羽のハシボソガラスCorvus corone)が地上採食していました。
私が横を通りかかると一斉に飛んで逃げ、1羽は近くの桜の木に止まりました。
(映像はここから)

花が散り始め葉桜になりつつつあるソメイヨシノ樹上で枝を移動しながらカラスが何やら採食を始めました。
花?を嘴で引っ張って千切り取っていますね。
花蜜を吸っているのか(吸蜜)、花そのものを食べているのか、それとも花に来る虫を捕食しているのか、気になるところです。
残念ながら、やや遠いので見分けられませんでした。
私に対して少し警戒しているようで、カラスは茂った枝葉の奥に隠れてしまいました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



2017/07/11

オナガガモ同士の喧嘩と転位行動(冬の野鳥)



2016年11月上旬

早朝の川でオナガガモAnas acuta)の大群が岸辺近くに密集しています。
一緒に採食しているコハクチョウからいじめられるだけでなく、オナガガモ同士でも喧嘩が頻発します。
鴨は川面に浮かんでいるだけでほとんど採食はしていないのですが、一体何が気に入らないのか、目の前の相手をいきなり嘴で突いて追い回します。
振り向きざまに相手を嘴で突いたり、嘴で噛み合って激しく争うこともありました。
♂vs♂、♀vs♀、♂vs♀と性別を問わず攻撃しています。
本種は性的二型なので、性別を見わけるのが容易です。
白黒のツートンカラーが♂で、地味な茶色が♀です。

川岸近くは水鳥(オナガガモとコハクチョウ)でかなり混み合っています。
まるで芋を洗うような混雑で、そんなに苛々カリカリするぐらいなら、群れから離れれば良いのに…と他人事ながら思ってしまいます。
都会の朝の満員電車で殺気立つヒトの行動を連想し、身につまされますね。

八木力『冬鳥の行動記 Ethology of Wild Ducks』p50によると、

 争いは♀をめぐる♂同士であったり、同種や異種間での場所の取り合い、その他何が気に入らないのか、私には理解不能の争いが数多くあります。
 この際、逃げた側は高確率で転位行動を行ない、勝者もまれに行ない、闘争は終結します。(p50より引用)
争いや突然何かに驚いたとき、どう対処したら良いのか迷ったりパニックに陥ると、もうヤーメタとばかりに儀式的水浴びをし、次いで転移性羽ばたきを行なって、その後は何事もなかったかのように全く別の行動へと移っていきます。この一連の行動を転位行動と呼びます。 この行動は交尾の後にも行なわれ、要は気分転換をはかり、精神的混乱や性衝動の回避をしているようです。また、羽ばたきの代わりに体振りをすることがあり、儀式的水浴びを省略することもあります。(p37より) 


闘争後の転位行動に注目して改めて映像を見直すと一層面白いですね。
世界平和のためにはヒトも喧嘩の後に(特に負けた後に)根に持たないように口惜しさを発散する工夫が必要かもしれません。(ノーサイドの精神、グッドルーザー)

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
闘争は予測不能なので、コハクチョウを長撮りした映像素材から編集で抜き出しました。


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