2015/06/07

ヒレハリソウの花で盗蜜するセイヨウミツバチ♀



2015年6月上旬

道端に咲いたヒレハリソウ(=コンフリー)の群落でセイヨウミツバチApis mellifera)のワーカー♀が訪花していました。
ところが花筒に潜り込んで正当訪花するのではなく、花筒の根本を外から噛んで穴を開けて盗蜜していました。
まさかミツバチが盗蜜するとは予想外で、衝撃映像に興奮しました。
この吸蜜法では雄しべの花粉に全く触れないので、後脚の花粉籠は空荷です。

更によく観察すると、既に穿孔した穴から盗蜜しているので二次盗蜜(一次盗蜜者があけた穴を利用する盗蜜)かもしれません。
実は直後に同じヒレハリソウの群落でクロマルハナバチ♀(Bombus ignitus)が訪花しているのを見ています。
舌の短いクロマルハナバチは穿孔盗蜜の常習犯ですので、一次盗蜜者はおそらくクロマルハナバチでしょう。
(クロマルハナバチの盗蜜行動は過去に散々撮ってきたので今回はスルー)

この映像は、同一個体のセイヨウミツバチを追いかけて撮影したものです。
この個体はどの花でも毎回盗蜜していました。
ミツバチがヒレハリソウで正当訪花する例があるのかどうか、つまり正当訪花で舌が蜜腺に届くのか?、これから注意して観察します。
これまで撮っていないのも意外ですけど。


【追記】
意外にもすぐに懸案事項が解決しました。
▼関連記事 
ヒレハリソウで正当訪花および盗蜜するセイヨウミツバチ♀

※ 「養蜂業界ではミツバチが他の個体や巣箱から蜜を奪うことも盗蜜と言い習わす」(wikipediaより)のですが、今回のトピックはそれとはまた違った採餌行動です。



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