2015/03/01

杉の木に貯食するヤマガラ(野鳥)



2014年11月中旬

平地の杉林でヤマガラParus varius)がスギの小枝に止まり、幹をつついています。
虫を捕食しているのかと思いきや、小枝の根本に嘴でコツコツと何か固い物を押し込んだ後に樹皮を嘴で毟って穴に詰めていることに気づきました。
厳しい冬に備えておそらく何か食料を貯食した後の隠蔽行動だと思われます。
噂通り、嘴の使い方がとても器用ですね。
ヤマガラが飛び去った後に貯食物を調べてみれば良かったですね。
残念ながら梯子がないと手が届かない高さでした。

インターネット検索してみると、霞ヶ浦流域ノ某住人さんが「ヤマガラの貯食行動」と題したブログ記事を書いておられました。
スギの木に貯食していたドングリをヤマガラが取り出す見事な生態写真が掲載されています。

ピッキオ編『鳥のおもしろ私生活』p175によると、ヤマガラは

シイやエゴノキなどの実を好んで食べ、地面の中にたくわえる習性がある。隠した位置は、場所をおぼえているというよりも、近くにある何らかの目印を記憶しているらしいことが、実験からわかってきている。



『ヤマガラの芸―文化史と行動学の視点から』p18-19によると、
くちばしの先が平たくなっているのは木の隙間に木の実などを押し込むのに便利だろう。(中略)貯食をする場所は、樹皮の下などの樹上や、草や木の根本や斜面、倒木のわきなどの地上で、比率としては四対六くらいで地上が多い。貯食をするときの行動としては、木の実をまずそこへ運び、木の実がはいるほどに穴を開けたり、隙間を大きくした後、木の実を置いてくちばしでコンコンとたたき込む。埋める深さは二センチ以内が多いらしい。そして、その上にふたとなるような物を置いて、やはりコンコンとくちばしでそれをたたき込むか、つつき入れるようにする。





【おまけの動画】
「ヤマガラの芸ーその4 おみくじ芸」by kakodayonさん

貯食習性などヤマガラが本来もっている行動レパートリーを利用して一連の高度な芸を調教することが可能です。(オペラント条件付け


0 件のコメント:

コメントを投稿

ランダムに記事を読む