2014/05/01

山を下るニホンカモシカ♂(左角欠け)を追跡



2014年4月上旬

▼前回の記事はこちら▼
雪道に立ち尽くすニホンカモシカ♂(左角欠け)

カモシカはつづら折れの雪道をショートカットしてどんどん谷の方へ降りて行きます。
同一個体を追跡しながら撮った移動シーンをまとめてみました。

途中で見失ったものの私がつづら折れの雪道伝いに上からゆっくり近づくと、左角が折れているニホンカモシカCapricornis crispus)は道端の斜面でウワミズザクラの木の下に居ました。
雪の溶けた斜面に生えている笹の葉を採食するかと期待したものの、私のことが気になってか口を付けようとしません。
ようやくカモシカは斜面をゆっくり下り始め、山道に下りました。
雪の無い車道を渡り、杉林の方へ向かいます。
林縁(道端)でスギ枯れ葉の匂いを頻りに嗅いでいます。
そのまま道端を歩き、ガードレールの陰に隠れました。
「頭隠して尻隠さず」の状態の間、私はつづら折れ伝いに道を急いで下りて逆側から接近します。

カモシカはガードレールを越えた斜面で立ち止まっていました。
近眼のカモシカはしばらくこちらに気づきません。
ようやく気づくとキョロキョロしてから急斜面を下り始めました。
林床のスギの枯れ葉を踏みしめながら斜面を降りて行くカモシカの後姿を撮り続けます。
雪の残る谷底へゆっくり歩き去りました。

逃げている間も鼻息を荒らげて威嚇する声は一度も聞き取れませんでした。

▼つづく▼
道端の枯草を食すニホンカモシカ♂(左角欠け)



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